正解するより大切なことは

センター長です。

今年の夏は札幌も暑かった💦

…と思っていたのですが、一気に涼しくなりました。

暑い時期はもちろんエアコンとサーキュレーターを使っていたのですが、今はエアコンの必要はありません。

北海道の夏は一瞬で過ぎ去り、またあっという間に肌寒くてエアコンをつける時期になるんですよね。

 

さて、教室の子どもたちによく言うのですが、

「速くても間違えるのは、遅くとも正しいより劣る」。

速読講座はスピードだけを重視しているわけではありません。

まずは何より読むことの正しさが重要です。

 

そんなことを意図したメニューの1つがこちら↓(クリックすると拡大表示されます)

読解力トレーニング

言葉を正しく理解して考えるトレーニング。

時間は気にせずにとにかく正解することを目ざすよう言っていますが、繰り返してやり慣れていくと、スピードアップにつながります。

 

ただ、残念なことに、考えるのを諦めてしまう子というのがいるのです。

だらだらと考えている振りをしながら、時計をチラチラ。時間がただ過ぎるのを待っている子たち。

私、答えは教えないので、何も進まずに時間が来たら家に帰っていきます。

ヒントとなるべきことは散々言うんですけどね。

 

それでも、私はもったいないなぁと思います。

そりゃあ、知りたいときに知りたい答えをサクッと教えてもらった方が、楽だしすっきりすることでしょう。もしかしたら、その方がたくさん覚えていけるという子もいるのかもしれません。

大人は少しばかり考える負荷がかかった方が記憶に残りやすかったりしますが、子どもはそもそも記憶力が高いので、大して苦労せずに覚えていけても不思議ではありません。

でも、考えるという作業は、答えがわかるということよりも、もしかしたら子どもたちの時期に必要な訓練だと思うのです。

 

考えようとしない子どもには、「これならわかるかもしれない!」と思うくらいまでヒントを出し続けますが、それでも考えない子どもとは全くの根比べです。

仮に考えるのを投げだしたとしても、30分以上何もせずにじっと考えている「ふり」をするのだって、結構な負担だと思います。どこかであきらめて、私のヒントに耳を傾けだし、答えにたどり着いちゃうということも少なくありません。

 

答えを教えてもらう、やり方を教えてもらうという塾ではありませんが、それなりに子どもたちの将来に役立つ経験は得られると思いますよ(笑)