速読力の土台を築く

語彙トレーニング

こんにちは!

先日たまたまネットで見つけたゲームで語彙力診断なるものがあったのでスマホでやってみたら、結果が中2レベルと出てガーンとなっている、インストラクターのなおこです😢

 

速読のトレーニングを続けていて、目を速く動かせるようになってきた(かたまり読みができるようになった)、理解して読むのが速くなってきた…と実感されていることを生徒さんからのお声を聞く一方で、停滞している方、なかなか伸びを感じないという方も中にはいらっしゃいます。

そういう方に共通して感じることの1つが、冒頭でも触れた語彙力の不足です。

 

極端な例にはなりますが、医学書を医学生が読むのと、速読のトレーニングだけをした人が読むのとでは、理解しながら速く読めるのは前者となります。医学用語の意味や医学に関する背景知識があるからです。

では、速読のトレーニングもしている医学生であればどうか…?トレーニングしていない医学生より速く読めることでしょう。

 

これは専門用語に限ったことではありません。一般的な語彙について、目に入ってからその言葉のイメージにたどり着く時間がかかると、いくら1つのかたまりとして読める文字数が増やしていっても、「意味を理解しながら」読むのに時間がかかってしまいます。

 

当教室の速読トレーニングでは、小学校低学年から大人、シニアまで語彙力のメニューをしています。

まず問題文を読んで、正しい答えを選択しクリックするというシンプルなものですが、クイズ形式なのでゲーム感覚でできるのがポイントですね。

選択肢を見比べるときは、目を四方に振らずに、極力4つの選択肢を視野に収めながら答えられるように意識します。そうすることで視野を広げるトレーニングにもなりますね。

全問正解しないと次へは進めないようになっているので、繰り返しになる場合もあり、記憶にも残りやすいです。

このようなメニューを、小中学生は語彙習得目的で普通にしますが、大人はスピードと正解率に目標をたててやってもらうことで、ごく日常的に使われる語彙への反応スピードを上げていきます。

 

もう1つ、先ほどの医学生の話しにあったように、背景知識を持っているということも読むスピードを上げるキーとなります。

生徒さんの中でも日ごろからよく本を読んだり、新聞やネットの記事を読んでいる方は、広い分野の背景知識を持っていて、速読のレベルアップが早いのが見てとれます。

子どもたちは、大人と比べてこの背景知識に大きく劣っているため、当教室の小中学生プログラムでは新聞記事を利用した読解メニューを多数使用して、幅広い分野の時事用語と背景知識の強化も図っています。

 

子どもたちには、なかば強制的に新聞を読む環境を作っているわけですが、そんな中で時事トピックに関心を持ってより深い読書に入っていってくれる子がいてくれるといいなと思っています。

 

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