初参戦!ママnavi子どものお仕事体験!その2

ママNaviお仕事体験

前回のブログでご紹介したママNaviさんの「お仕事チャレンジフェスタ」の参加レポート第2弾!前回は、イベント当日の過酷な様子をお伝えしたのですが、実は当日までの準備も、実は何気に大変でした?

ママNaviエリアの入り口案内

ママNaviエリア前のご案内表示。将来の仕事体験を4歳から小学生までのお子さんたちにしてもらおうという企画です。

http://happy-mama-fes.com/sapporo/

前回も書いた通り、当センターのブースが職業に選んだのが「商品プレゼンター」。これを決めるのに結構悩んだんですよ。

そもそも、このイベントは企業がその企業のお仕事を子どもたちに体験してもらうというのが基本。なので、うちの教室で言うと、速読のインストラクターを子どもたちにやってもらうというのが本来のかたちですが、それはさすがに難しいなぁと。かと言って、速読のトレーニングを単にやってもらうというのも、「お仕事体験」というイベントの趣旨に沿っていないと思うし。

それと、ブースの条件も、なかなか思い悩んだ一因でした。つまり、1回の体験時間が子どもたちの入れ替えを含めて15分しかないということと、参加する子どもたちの年齢が「4歳以上~小学生まで」という2つ。

15分は短いので、説明をわかりやすくコンパクトにできないといけないし、子供たちの入れ替え時間も含めてなので、実際の作業時間はもっと少なくなる。それから年齢についても、「小学生のみ」のブースにはできるものの、小学校1年生と6年生とではかなりできることが変わってくる…。

もう1つ、当センターがこのイベントに参加するメリットも大事でした。当センターを含め、このイベントに参加する企業としては、わざわざ参加費用を支払ってまで参加するので、それなりに販売促進や知名度の向上といったマーケティング効果を期待しているわけです。だから、直接の生徒募集ではないにしても、当センターの事業内容を広く知っていただけるような内容にはしたい…。

 

…っていうことをいろいろと考えているとなかなかすることを決められず、大変思い悩んだんですが、結局、当センターの子ども速読総合コースで行う「論理的思考力」の延長線上で、物事を論理立てて順序立てて考え説明する力を要するアクティビティとして、簡単な「プレゼンテーション」をしてもらう方向で考えました。

今はまだ、当センターでは「速読」の訓練を補うための「思考力」講座として、論理を表現するための「言語学習」と発想力・問題解決力につながる「算数学習」の2つをしているだけですが、言語の活動を「読む・聞く・書く・話す」の4技能を高めるような内容に強化していきたいと考えているのです。だから、そこはつながっているんじゃないかと。

ただ、プレゼンを実際にやろうとすると大変なので、プレゼン資料の一部を準備する作業にすれば、時間的にも年齢的にも、何とかやれるかなと思いました。それと、プレゼンをする仕事としては「営業」とか「マーケティング」とかですが、あまりそれだと子供たちに響かないかなと思って、「商品プレゼンター」という、ちょっとモヤっとしてますが、「商品の魅力を表現する仕事」としました。

 

大変だったことばかり書いてしまいましたが、センターにとってのやりがいはあったと思います。「営業」の仕事は、どの会社にも必要な仕事なのに、こういうイベントだとまず体験できないですから、ぜひうちでやりたいなと思っていました。また、何かの魅力を言葉で表現して相手の気持ちを動かすことは、仕事じゃなくても必要な「人生を生き抜いていくのに大切な力」の1つだと思うので、それを未来ある子供たちに伝える活動は当センターの目指すところでありました。

実際にやったプレゼンは、誰かに「カレーライス」の良さを伝えたい!っていうもので、「カレーが嫌いな子どもはいない!」って突っ込みを受けるかと思いきや、意外と「カレーが苦手」という子もいたりして、面白かったです。同じ組にいるのが知ってる人とは限らないので、「プレゼンの資料はみんなで意見を出し合って資料を作るのがいいんだよ」とか言いながら。

あ、このプレゼン、見学に伺った国語専門塾「みがく」でされていた授業を参考にさせていただいたのです。坂本先生、ありがとうございます!

 

イベントの1か月くらい前からいろいろと準備して大変だったこの「ママNavi Kid’sお仕事チャレンジフェスタ」でしたが、こちらから探して参加させてもらったのではなく、ママNaviさんの方から声をかけてくださったものでした。しかも、そのママNaviさんとは、4月に札幌地下歩道空間(チカホ)でブースを出したときに、たまたま通りがかったスタッフの方とお話ししてからのお付き合い。日常から離れて何かをするというのは勇気がいるし、面倒なことも多いですが、何事も経験と思って一歩踏み出したチカホのイベントがこんなところにつながったのは、面白いもんですねぇ。