AIに負けない子どもを育てるために

インストラクターのなおこです。

わからないことがあったりするとネット検索をして調べたりすること、ありませんか?

 

とあるサイトでよくある質問という項目の中から、自分がぶち当たっている問題の解答になるようなものを探していると、キャラクターが”チャットで質問をどうぞ”というアイコンが表示されていたので、質問をしてみたんです。

すると、質問の仕方を変えてもう一度お願いします。というような返信が…。

そんなやりとりを3回ほどし、問題が解決しないところで、オペレーター(人)が登場しました。決して難しい言い回しを使ったわけでもなく、単純な質問だったのですが。

 

AIは人とは比べ物にならないほどの膨大なデータを蓄積していて、その中から瞬時に的確なデータを提示、明示してくれるわけですが、言葉の意味を理解する力は備わってはいないため先述したようなことが起きるようです。

ちなみに、オペレーター(人)とは、数回のやり取りで問題は解決しました。

 

最近では、AI化が進めば、この業務や職種は将来無くなってしまうとか、そんな記事も目にします。

全ての企業がすぐすぐAIを取り入れていけるわけではないとは思いますが、必要な人材になっていかないと淘汰されてしまう…そんな危機感を募らせている方も少なくないのではないでしょうか。

ですが、先に紹介した通り、AIには人間を超えられない壁があります。限られた時間での生産性を求める社会において、人間がそれ、すなわち「読解力」を素早く正確に発揮できさえすれば、人間が社会で活きていく術は確実に残るはずなのです。

 

ところが(笑)

 

AIに優るはずの人間の「読解力」が怪しいのです。小中学生のみならず、高校生・大学生・大人に至るまでもが、中学生までに読めるべき文章が読めていないという調査報告が出ています(「AI vs. 教科書が読めない子どもたち」新井紀子著)。

 

一般的に「速読教室」というと、目を素早く動かしたり、視野を広げるためのトレーニングなどを行いますが、それによって理解できなかったものが理解できるようになるわけではありません。あくまでも、ゆっくり読めば理解できるはずの文章を「より速く」読んで理解できるようにトレーニングするものです。

逆に言うと、「速読」のトレーニングと合わせ、文章を正しく「読解」するトレーニングを併行していかないと、本当の意味で「速く読む」力となっていきません。

 

速読の教室によっては、文章が理解できるかどうかは二の次で、単に目で文字を追って「読める」としているところもよくあります。でも、それでは結局、社会で活きるための資質にはならない…。

札幌速読教育センターは、トップページの「教育理念」にも書いた通り、「社会に活きる力」の養成に関心を持っています。ですので、ただ眼の動きを速く動かせるようにするということではなく、ちゃんと文章の意味をただしく理解しながら速く読める、「社会に必要とされる人材」になるための速読トレーニングを行なっています(⇒「総合速読講座」)。

 

「速解力検定」や「思考力検定」なども教室で実施していますので、お子さまの将来に向けて、まずはお気軽に無料体験を受けさせてみませんか?(^^♪